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愛情あふれる幼稚園
- 娘は年少の夏に、大森ルーテル幼稚園に転園してきました。新しい環境に馴染めるか、不安いっぱいで登園した私たち親子でしたが、担任の先生は優しく明るい笑顔でむかえてくださり、クラスのお友達はこぞって「一緒にあそぼう」と仲間にいれてくれました。なんて温かい幼稚園だろうと、感動したことを今でもよく覚えています。
「心を育てる保育」という保育理念に魅力を感じ、園見学をさせていただいた私は、都内にありながらも保育室やお庭は広く、たくさんのお花や木に囲まれた環境に一目惚れ。子供たちはみな元気いっぱいに全力で遊んでいて、明るく声をかけてくれる子も多い。そして、どの先生も子供たちに愛情深く接しておられる様子に、私はもうベタ惚れでした。
一番の決め手は、気が強い娘がお友達とケンカをしないか心配している旨をお話した際に、副園長先生が仰った「ケンカはしていいんですよ。自分の感情を外に出すことは大事なことなので、私たちは、お子さんがお家以外で自分の感情を出すことができる場所でありたいと思っています」という言葉です。とても心強いその言葉に私は泣きそうでした。こんな愛情深い先生たちに囲まれて心を健やかに育てていってほしい、心からそう願い入園を希望しました。
入園後は、のびのび自由に遊び過ごせる毎日が楽しいようで、翌日が待ち遠しい様子で通っていました。ただ、お友達とケンカをしてしまったこともあったようです。今までなら「私は悪くない!」と、怒って自分の感情をまき散らすだけでした。しかし、担任の先生から「自分にも悪いところがあったのかな、と思い当たるところがあったようで、お友達からの「〇〇が嫌だった」という言葉に「うん、わかった」と答えたんですよ」と教えていただいた時は、自分の言動を振り返り、それがお友達を傷つけたと理解できた、とまではいかなくとも、そこに向って娘はちゃんと成長していっているんだなと感じられ、とても安堵したものです。
先生方がとことん話を聞き、寄り添ってくださったおかげで、安心して感情を出す事ができ、徐々に自分の気持ちに冷静に向き合うことができるようになってきたんだなと思います。
きっとこれからもケンカをすることもあるでしょう。けれど、それを糧に心を大きく成長させていってくれるに違いありません。大森ルーテル幼稚園に巡り合え、愛情深い先生方に見守られ過ごせたことに、心から感謝しています。