Bさん
長男の幼稚園選び
- 長男の幼稚園選び、本当に悩みました。自宅ではよく笑う元気な子なのに、集団に入ると母の足にしがみつく内弁慶ぶり。(幼稚園入れるかなぁ・・・。3年保育無理かな)と泣かれる度に気になりました。
児童館も支援センターに行っても同じ。公園もお友達の姿が見えると近づきません。未就園児のひよこ組には親子ともども緊張しながら臨みました。初めは、私の側を離れませんでしたが、先生のかけ声と音楽に合わせてダンスが始まると楽しそうに踊りだしました。工作やおやつを楽しみ、さようならのご挨拶。園を出た所で、「また来る!」といつもの長男に戻っていたのを見て、ホッと一安心したのを覚えています。アットホームな雰囲気の中で、先生方の愛情を感じながら楽しく過ごしてほしい、そして何より本人が気に入っているのだからとルーテル幼稚園への入園を希望しました。
入園後すぐに、我が家には第二子が誕生する予定でした。嬉しい半面、長男の赤ちゃん返りが心配でした。ひよこ組で先生にご報告すると、「できる限りサポートしますから」との頼もしいお言葉。あとは、入園の日を楽しみにする毎日でした。
ところが、2011年3月の震災が発生。これに追い打ちをかけるように予定より3週間早く次男が誕生し、我が家はてんてこ舞いとなりました。
余震が続く不安な日々の中でも長男は張り切って登園していましたが、次男に先天性の病気があることが判明。入園したばかりの長男と病気の次男、不安で押しつぶされそうな毎日でした。育児をフォローしてくれる親戚が近くにいない為、赤ちゃんの付き添い時、長男を預ける先は幼稚園しかありません。そんな時、助けてくださったのが、園での様子を教えてくださる担任の先生。延長保育カンガルー組(二人のベテラン先生でとても安心です)。そして、黙って見守ってくださる他の先生方。言葉はなくても、「頑張って」という声が聞こえてきそうな雰囲気の中、なんとか無事、次男の退院の日を迎えることができました。
その間、年少の長男は不安定で、園で泣くこともあったようです。先生方に見守っていただきながら、次第に落ち着きを取り戻していったようで、一人で好きな遊びに没頭することの多かった息子も、お友達と少しずつ遊べるようになりました。年少最後の面談で、担任の先生から「お友達との関わり方が上手になりましたね」とおっしゃっていただき、また、のびのびとお友達と遊んでいる姿を見るにつけ、この幼稚園に入園できて本当によかったと思います。バスの送迎、給食等はありませんが、それ以上のものがルーテル幼稚園にはありました。人見知りの頃からのお友達のお母様からは「変わったよねぇ。前は、ほんと大変だったよね。男の子らしくなったし」と言われています。さりげなく導いてくださった先生方に感謝の毎日です。そして、おかげさまで元気いっぱいに成長しつつある次男も、同じようにルーテル幼稚園で楽しい毎日を過ごしてくれたら・・・と願う日々です。