Dさん
伸び伸び真っ直ぐ育った
2012年3月20日。8年の海外生活を終え、その頃大森に住んでいた弟を頼りに帰国しました。しかし、その弟は急な転勤で大森を離れることが決まり、双方慌ただしい中、話ができたのは数時間。実家から離れ、親戚はもちろん、知り合いは誰もいない場所で、土地勘もなく、主人はまだ引き継ぎで不在のまま、途方にくれながら新生活が始まりました。先ずは、上の子の学校の手配を優先し、手続きの為小学校を訪問。なんとか新学期に間に合いほっとしたのも つかの間、下の子も幼稚園に入園する年齢。幼稚園のことはうっかりしていて全く調べてもいませんでした。しかし、学校の手続きの帰りにたまたま見つけたルーテル幼稚園!!
駄目もとで訪問してみると面接していただけることに‼神様の巡りあわせに感謝。
しかし、娘には問題点がありました。今迄は娘が、困らないように、家庭でも出来るだけ現地の言葉を使って生活していた為、日本語の理解ができるか?また、引っ越しの忙しさからオムツに逆戻りしていた点です。集団生活には慣れているものの、やはり受け入れは難しいかなと思っていました。しかし、先生方は“大丈夫!!みんながやっているのをみてすぐ出来るようになりますから。”といってくださりありのままの娘を受け入れてくださいました。
娘が、はまったのはドレス!!お気に入りのドレスを着て、先生方が折り紙で作ってくださるハートのスティックで、プリンセス気分!!そして、思いっきり遊びたい時には、園庭で、坂を駆け上り滑り台で下る。裏山では塀登り。脚力、腕力が強化したのは間違いなし。石や砂で遊んだ日はビニール袋に入れてお持ち帰り・・・。幼稚園の砂がなくなってしまうのでは?と心配になるほどでした。季節によっては、花びら、木の実、更にカラフルな色水まで・・・工作では、好きなものを好きなだけ使って大きな作品を作る子もいて、子供のやる気を見守って要望に応えてくださる園の対応に驚きでした‼
また、朝の遊びの時間には学年を問わずどのクラスにでも行き来ができ、子供同士はフルネームで名前を呼び合うほど仲良しになりました。沢山の愛に包まれ、護られ、遊びながら人との接し方を学べるのはルーテル幼稚園ならではないかなと思います。また、子供だけでなく保護者にも嬉しいことがあります。2ヶ月に1度園長先生、副園長先生との交流会。子育ての不安や悩みを解決でき、明日へのやる気が湧いてきます。延長保育も充実していて、仕事をしている家庭でも幼稚園に通えるのは魅力の1つです。
最後に、クリスチャンではない我が家にですが、最近では聖書のお話が話題になるようになりました。神様がすべてを創造してくださり、すべての人々を愛し認めてくださること。人への優しさや労わり、感謝の心など。家庭ではできない教育をしていただきました。
マイペース、元気の塊のような娘が、伸び伸び真っ直ぐ育ったのはルーテル幼稚園のお陰と感謝しております。本当にありがとうございました。
2012年度卒園